マイホームの計画では、外観や内装、間取りを中心に考えがちですが、耐久性や快適性に影響する「構造」選びも重要なポイントです。
構造には、木造や鉄筋コンクリート造などの種類があり、それぞれに違いがあります。
メリットデメリットの違いも合わせて知って、安心できる住まいづくりにお役立てください。
木造と鉄筋コンクリート造の違いと特徴とは
「木造」は、日本の住宅で多く普及している構造です。
内装に木材を多く使っている家が、イコール木造というわけではありません。
木造とは、構造体を木材でつくった建物のことです。
木造住宅の多くは、日本に古くから伝わる工法を発展させた在来工法で、柱と梁に木材を使用し、組み合わせて建物構造としています。
季節ごとに湿度や温度が変化する日本では、吸水性や吸湿性が高い木造は風土に合った構造と言えます。
また、比較的リーズナブルに建てられるのが特徴で、この点はマイホームづくりにおいて魅力ですね。
一方、RC造とも呼ばれる「鉄筋コンクリート造」は、鉄筋で組まれた型枠の中にコンクリートを流してつくる構造です。
主要な構造部の材料として鉄骨を用いた「鉄骨造」とは、また違います。
鉄筋コンクリート造の特徴は、まず頑丈な躯体(くたい)と言えるでしょう。
圧縮に強いコンクリートと、引っ張られる力に強い鉄筋を組み合わせることにより、互いの材質の長所が発揮され強い躯体となります。
鉄筋コンクリート造は、型枠の組み方次第で自由にデザインできるため、外観にこだわりたい方にも適しています。
メリットデメリットにも違いがある木造と鉄筋コンクリート造
では、木造と鉄筋コンクリート造、それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。
<木造のメリットデメリット>
木造はコスト面でメリットがあり、材料の安定供給により、費用が抑えられます。
間取りの自由度が高く、後々のリフォームや改造がしやすいのも木造の特徴です。
日本の気候に合った構造で、夏は涼しく、冬は暖かく暮らせます。
デメリットは、耐用年数が短いこと。
また、木造住宅を扱う工務店やハウスメーカーのノウハウ、職人の技術力、木材の品質などにばらつきが出やすいので、信頼できるパートナー選びが大切になってきます。
<鉄筋コンクリート造のメリットデメリット>
堅牢な鉄筋コンクリート造のメリットは、耐久性に優れている点で、法定耐用年数も47年と長く設定されています。
耐火性や遮音性の高さも特徴で、品質が安定しているのも鉄筋コンクリート造の魅力と言えるでしょう。
デメリットとしては、コンクリートの特性で暖まりにくく冷めにくいため、冬は暖房がきくまで時間がかかるかもしれないという点です。
しかし、一度暖まれば室温を維持しやすいのも特徴です。
また、コンクリートの内部に水が入って鉄筋をサビさせないように、定期的なメンテナンスが必要になる点にも注意しましょう。
まとめ
外からは直接見えない構造にも、さまざまな違いやメリットデメリットがありますね。
マイホームは大きな買い物であり、家族が長い年月を暮らす場所です。
ぜひ構造にもこだわって、安心できる住まいを実現してください。
株式会社アリアでは、川崎市のマンションを取り扱っております。
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