賃貸物件のオーナーにとって、家賃収入が滞る空室はできれば避けたいものですよね。
所有する賃貸物件に長い期間空室が続き、なかなか内覧に訪れないなどでお困りでしたら、思い切ってリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
この記事では、賃貸物件の空室対策リフォームをお考えの方向けに、考え方のポイントや費用相場の目安についてご紹介していきます。
賃貸物件の空室対策に!リフォームの考え方やポイント
賃貸物件は築年数が長く設備も古い物件の場合、なかなか新規の入居者が決まりにくく、どうしても入居者を決めたいときに、大幅な家賃の値下げをおこなわなければなりません。
これから新しい賃貸にお引っ越しを考えている方にとっては、綺麗で清潔な部屋のほうが圧倒的に人気なため、リフォームで物件の価値をあげることは空室対策として有効な方法の一つとなっています。
賃貸物件をリフォームする際に目安となる築年数はありませんが、劣化が気になりやすい水回りは10年から15年の間におこなうケースが多い様です。
物件の内覧で第一印象となる外観に、塗装はげや錆が目立つとマイナスのイメージを持たれる場合もあるため、部屋のなかだけでなく外観のリフォームにも気を配っておくとよいでしょう。
賃貸でリフォームをおこなう場合の考え方としては、費用対効果やその部屋で暮らす世帯イメージなど、どのようなものに重点を置くかをしっかり考えることで、空室リスクを回避することも可能です。
賃貸物件の空室対策でリフォームする場合の費用相場
賃貸物件のリフォームでは、水回りの交換やクロスやフローリングの貼り換え、間取り変更やクローゼットの設置などさまざまな方法があり、目安となるおよその費用を把握しておくとよいでしょう。
水回り関係での費用相場は、温水洗浄便座の取り付けで5万円から10万円、浴室のユニットバス交換で40万円から150万円ほどの費用がかかります。
内装のリフォームでは、フローリングの張かえで1畳につき2万円から6万円、畳をフローリングに変更すると8畳で9万円から35万円ほどが目安と考えておくとよいでしょう。
間取り変更などの大規模リフォームでは、壁の撤去で3万円から8万円、壁の取り付けで8万円から25万円ほどの費用がかかります。
どの部分を工事するかによって大きく費用は変わりますが、単身者向けの賃貸ではコストを抑えたリフォームも可能なため、家賃とのバランスも考えたリフォームを検討するとよいでしょう。
まとめ
賃貸物件のリフォームは、築年数が古くても価値を高められるため、空室対策として有効な方法の一つと言えるでしょう。
リフォームはまとまった費用負担を負いますが、考え方によっては家賃の値上げや安定収入につながるため、費用相場をしっかり把握した上で検討するとよいでしょう。