幕末以降に大きく発展した日本。
日本に近代化をもたらしたさまざまな遺産が、神奈川県川崎市川崎区に集中していることをご存じでしょうか？
そんな川崎区の「かわさき産業ミュージアム」には、日本の近代化に寄与した貴重な遺産やたくさんの資料が残されており、気軽に歴史を学ぶことができます。
この記事では、川崎区にある産業ミュージアムの施設概要や、気軽に学べるツアーなどをご紹介します。
川崎区「かわさき産業ミュージアム」の施設概要
かわさき産業ミュージアムの施設概要をご説明します。
施設概要とはいうものの、「かわさき産業ミュージアム」には特定の建物はありません。
川崎区全体を展示場に見立てた産業ミュージアム、それが「かわさき産業ミュージアム」なのです。
川崎区は日本の近代化に大きく貢献した京浜工業地帯の中心であり、今でも当時の貴重な資料が多く残っています。
それら産業文化財は社会的資源とも呼ばれる大切なものですが、多くは企業の敷地内にあるため、一般人が目にすることはできませんでした。
しかし、「かわさき産業ミュージアム」という、企業の壁を越えた仕組みを作ることで、川崎区民が気軽に近代文化遺産や産業文化財に触れ、子どもたちの教育や区民の学習・交流の場とすることができるようになったのです。
川崎区「かわさき産業ミュージアム」の展示や体験ツアー
川崎区にある「かわさき産業ミュージアム」では、重要文化財に指定される「万年時計」や日本初の白熱電球など、明治・大正時代から現代につながる貴重な資料の展示がおこなわれています。
また、展示だけでなく、川崎区の歴史や産業史が学べる講座も定期的に開催されており、専門家の視点から興味深い点を知ることができます。
最近では、フォトジェニックな写真が撮れるとして「かわさき産業ミュージアムバスツアー」や「工業地帯を巡るインスタ映えバスツアー」が人気です。
ツアーにはプロのカメラマンも同行し、撮り方のコツや映える写真のポイントなどを教えてもらえるため、写真好きな方や若い世代の参加者が多いツアーとなっています。
なお、川崎区では定期的に「かわさき産業ミュージアム講座記念論文集」を発行しており、産業遺産を守り未来に繋げる活動を続けています。
まとめ
川崎区の「かわさき産業ミュージアム」は、区全体にちらばる近代産業遺産を守り、それを学びの場として活用するための一大プロジェクトです。
楽しく学べるよう、プロのカメラマンが同行する写真ツアーなども開催されていますので、堅苦しく考えず、気軽にツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
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