狭小住宅や空間を広く魅せるマイホームを建てたいときには、空間をめいっぱい活用できる「スキップフロア」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
スキップフロアを取り入れると、階段下などのデッドスペースを有効活用できるメリットがありますが、建てる際にはデメリットや注意点を把握しておく必要があります。
この記事では、これからマイホームの購入を検討している方へ、スキップフロアの特徴やメリット・デメリット、注意点についてご紹介していきます。
スキップフロアの特徴とは?マイホームに取り入れるメリット
スキップフロアとは住宅のなかに半階分段差を付けて部屋を作る構造のことで、建設できる土地が少ない狭小住宅や、こだわりの間取りでマイホームを建築したい方に人気の造りです。
家のなかに段差を付けることで空間を広く見せられる特徴があり、家全体の風通しや日当たりを良くできるメリットもあります。
また、傾斜がある土地にマイホームを建てる場合は、下がった部分を駐車場や地下室として活用することで平地にする必要がなく、コストを抑える効果も期待できます。
スキップフロアは壁の設置が少ない特徴から家族の気配を感じやすく、天井を高くしたり収納スペースをたくさん取れたりするなど、さまざまなメリットや使い方ができます。
マイホームにスキップフロアを取り入れるデメリットと注意点
マイホームにスキップフロアを取り入れると、どうしても壁が少ない構造になるため、耐震性や強度などが弱くなるデメリットがあります。
建物を強くするためには構造計算が必要で、その分建築コストが多くかかり、工事期間が長くなるなどの注意点があることを把握しておきましょう。
また、スキップフロアは開放的で壁が少ない分、エアコンが効きにくいなど電気代を消耗しやすいデメリットがあります。
小さいお子さんや高齢者がいる場合は、階段の上り下りが危険になるケースもあり、将来的にエレベーターの設置を計画するならば、あらかじめどの位置に設置するか考えておく必要があります。
スキップフロアはデッドスペースをなくして空間をめいっぱい使うことが可能ですが、その分掃除や管理の手間がかかり、生活動線や家事動線が複雑になる場合もありますので注意しておきましょう。
まとめ
スキップフロアは、家のなかに段差を付けることで空間をめいっぱい有効活用できるメリットがあります。
マイホームの建設でスキップフロアを取り入れる際には、建築コストや工事の納期、生活動線などを事前にしっかり考えておくとよいでしょう。