新築住宅の価格高騰にともない、中古住宅の購入を検討する方が増えています。
中古住宅も築年数が新しいほど価格が高い傾向にありますが、住宅の状態が良く、なおかつお得に購入できる築年数が何年なのか気にしている方も多いでしょう。
今回は、中古住宅の築年数の狙い目や、築年数20年～25年の中古住宅を購入するポイントを解説します。
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中古住宅の築年数の狙い目について
中古住宅の築年数の狙い目となるのは、リフォーム費用や住宅ローン控除などの観点から考えて、築20年前後です。
東日本不動産流通機構のデータによると、中古住宅の価格は築20年を境に下がり始めることがわかっています。
築16年～築20年と築21年～25年を比較すると、この間に約7％も低下しています。
築20年以内の中古住宅には、住宅ローン控除の適用も認められるため、住宅ローンの年末残高のうち1％を所得税から差し引くことが可能です。
大規模なリフォームに迫られる心配がないこと、新耐震基準を満たした中古住宅を購入できることも、築20年前後の中古住宅を狙い目にするべき理由といえます。
なお、価格重視で購入する場合は、より不動産価格の平均値が下がる、築25年前後の中古住宅を狙い目にすると良いでしょう。
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築年数20年～25年の中古住宅を購入する際のポイント
築20年以上の中古住宅を購入する場合は、耐震性が高いことにくわえて、新築から100年間は安全に住み続けられる強度を持つ「RC造やS造」の中古住宅を選ぶことがポイントです。
RC造やS造の中古住宅なら、築20年だとしても購入から約80年は安全に暮らせるため安心でき、資産価値が大幅に崩れる心配もありません。
築20年～25年の中古住宅の場合、1981年の新耐震基準に沿って設計されていますが、2000年以前に建築された住宅は耐震性が不十分な場合があります。
耐震性を向上させるためのリフォームに高額な費用がかかる恐れがあるため、インスペクション（住宅診断）を実施して安全性を確認すると良いでしょう。
また、価格が安すぎる場合は瑕疵物件（事故物件）の可能性があるため、売却理由が明確かどうかを調べることもポイントです。
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まとめ
中古住宅の築年数の狙い目は築20年前後で、価格を重視する場合は築25年前後もおすすめできます。
築20年前後の中古住宅を購入する場合は、頑丈なRC造やS造の中古住宅を選びましょう。
2000年以前に建築された中古住宅の場合は、耐震性を細かく判断するために、インスペクションを依頼することをおすすめします。
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