川崎市は、日本を代表する芸術家である岡本太郎の出身地として有名です。
川崎市で生まれた岡本太郎は、その後18歳でフランスのパリへと渡り、パリが生んだ異端児として「太陽の塔」を代表とする数々の作品を世に残しました。
そんな岡本太郎が川崎市に寄贈した1700点以上の作品を所蔵、展示しているのが川崎市にある「岡本太郎美術館」です。
今回は、川崎市の観光スポットでもある岡本太郎美術館についてご紹介します。
「岡本太郎美術館」の特徴とは?美術館の施設概要
岡本太郎美術館のシンボルマークは、特徴的な「太陽の顔」です。
岡本太郎の作品の中でも「太陽の塔」の顔は特に有名ですが、版画「黒い太陽」にも顔が描かれており、多くの顔の作品の中から養女の岡本敏子さんが美術館にふさわしいマークとして、この黒い太陽の顔を川崎市に寄贈しました。
1999年10月に開館記念展「多面体・岡本太郎―哄笑するダイナミズム」で開館して以来、さまざまな展覧会を催し、絵画・彫刻など岡本太郎の幅広い芸術活動を垣間見ることができます。
<施設概要・利用案内>
●〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
●開館時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
●休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は除く)、祝日の翌日(祝日の翌日が土日にあたる場合を除く)、年末年始、臨時休館有
●観覧料 展覧会ごとに異なるため、随時確認してください。
常設展や現在開催中の企画展などおすすめポイント
美術館では「ウチの中の岡本太郎」が常設展示されています。
「芸術は大衆のもの」という考えのもと、岡本太郎が生前に手掛けたインダストリアルデザインと、死後に作られたグッズを中心に、暮らしの中で楽しめるアートをコンセプトにした展示として作品が紹介されています。
また、現在企画展として「クルト・セリグマンと岡本太郎」が開催中です。
岡本太郎はパリに滞在中、前衛芸術家の団体に参加し、クルト・セリグマンと最も親しく交流を持ちました。
今回の企画展では、岡本太郎の盟友であるクルト・セリグマンの作品も岡本太郎の作品とともに紹介されており、岡本芸術の形成過程を探ると共に、両者の友情によって第二次世界大戦後の日本の美術界にもたらされた影響の意義について検証する内容となっています。
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