単身者向けの賃貸物件には、入居の条件として「二人入居不可」が定められているところがあります。
読んで字のごとく、2人以上での入居をNGとする条件ですが、それでは短期間のお泊まりはどうなのでしょうか?
一人暮らしをしていれば、一晩だけ誰かが泊まりにくるということもあるでしょうし、気になる点ですよね。
今回は二人入居不可の賃貸物件でお泊まり可能かどうか、それはどのようなケースかについて解説します。
そもそも「二人入居不可」の賃貸物件とは? お泊まりはできない?
まず、二人入居不可の賃貸物件とはどのようなお部屋なのでしょうか。
二人入居不可物件とは、単身者に限定された物件のことで、カップルや夫婦での入居、友達とルームシェア、といったことはできません。
また単身者に限定している理由も大家さんによって異なります。
●ワンルームや1Kなど単身者向けの間取りであるため
●単身者同士であれば生活環境が近くなる傾向があるため、騒音など生活リズムに起因したトラブルが起きにくいため
●物件の劣化が単身者に比べて早まるため
上記のような理由が挙げられますが、特に騒音によるトラブルが問題になることが多いようです。
ひとり暮らしであれば生活音も限られますが、2人以上であれば会話もしますし、他の部屋の音はより気になってしまいがちです。
また、入居まではいかない半同棲(1週間のうち何日か泊まる)や、数日の間友達や親兄弟が泊まりにくることも、原則としては不可になっているところが多いのです。
「二人入居不可」の賃貸物件でお泊まりできるケースはこんな場合
二人入居不可物件では、入居者以外の人が数日お泊まりすることも原則NG、と先ほど説明しました。
契約書にはっきり禁止と書かれていることもあるのです。
ただし、友達、親や兄弟、恋人などの1~2日程度のお泊まりといったケースであれば大目に見てもらえるでしょう。
よりトラブルを避けて安心してお泊まりしたいのであれば、あらかじめ大家さんに相談しておくことをおすすめします。
また、OKをもらえたからと言っても基本的なマナーは必ず守ります。
特に問題になりやすい騒音対策だけでも
●夜間や早朝に大声で話さない
●テレビなどのボリュームに気をつける
などのような点に気をつけておきましょう。