横浜市鶴見区には、令和3年11月1日に鶴見花月園公園が開園しており、この公園は防災公園としても機能しています。
そこで今回は、新たに開園した鶴見花月園公園の歴史と施設の見どころをご紹介します。
横浜市鶴見区に転居を検討している方やお住みの方は、お出かけの際の参考にしてみてください。
横浜市鶴見区に開園した鶴見花月園公園の歴史とは?
日本最初の児童遊園地として大正3年から昭和21年まで運営されたのが鶴見花月園公園の始まりです。
はじめの遊具や設備は9つありました。
●ブランコ、シーソー、木馬
●メリーゴーランド、サークリングウエーブ
●長さ50mの起伏にとんだ地形を生かした3連の大山すべり
●大つり橋、登山電車、豆汽車
これらの遊具や設備は当時の子どもたちから人気を集めていました。
大正14年には、東台の花月園ガーデンを含めて7万坪を購入し施設が拡張されています。
面積が広くなったことで東洋一の大遊園地となりました。
しかし、第二次世界大戦により荒廃し戦後わずかに残った施設で再開、昭和21年11月におこなわれた鶴見十景絵画展を最後に閉園しました。
昭和25年には、花月園競輪場として再利用され多くの大会が開催されてきましたが、不景気だったため平成22年に60年間の歴史に終止符が打たれます。
そして、平成27年に防災公園設立のため競輪場の解体工事が着工され、令和3年11月1日に防災公園へと生まれ変わりました。
横浜市鶴見区に開園した鶴見花月園公園の施設について
歴史深い鶴見花月園公園の施設の一部をご紹介します。
展望台
公園の東側に設けられた展望台からは横浜港をはじめ東京市街や富士山まで見晴らせます。
ランドタワーやベイブリッジなどもはっきりと見える点がポイントです。
ゾウさん広場
公園内にある小高い山には複合遊具が多く設けられており、子どもがのびのびと遊べるように安心して遊べる遊具があります。
子どもが楽しめる広場ですので公園の見どころのひとつでしょう。
防災設備
公園内には、マンホールトイレやかまどベンチや太陽光発電、井戸やパーゴラなど防災に備えて作られた設備があります。
マンホールトイレは、下水道管に直結した穴を設け、仮設の便器と個室が作られています。
汚物は、貯水槽とサブタンクから供給される井戸水で排水されるため衛生面にも配慮があります。
鶴見花月園公園の基本情報
●所在地:横浜市鶴見区鶴見1-1-1
●アクセス:JR「鶴見駅」から徒歩約15分/京浜急行電鉄「花月総持寺駅」から徒歩約5分
●駐車場:なし
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