神奈川県川崎市と沖縄県の繋がりをご存じでしょうか?
実は、川崎市では沖縄民俗芸能がおこなわれており、長い歴史があります。
また現在では友好都市協定が結ばれており、公式での付き合いもあります。
ここでは、川崎市における沖縄民俗芸能の歴史や概要、那覇市との友好都市協定について解説します。
川崎市の沖縄民俗芸能の歴史と概要について解説!
川崎市における沖縄民俗芸能には、長い歴史があります。
歴史の始まりは、大正時代に現在の川崎区富士見1丁目にある富士瓦斯紡績株式会社川崎工場が作られたことです。
工場の従業員として若い女性が募集されましたが、その際に多くの沖縄出身者が集まりました。
そうして彼女たちの親類縁者が移住し、彼らの間で故郷をしのぶ意味も込めた沖縄芸能がおこなわれました。
この出来事が、今日市内でおこなわれている沖縄民俗芸能のもととなります。
しかし第二次世界大戦後には沖縄が占領され、沖縄民俗芸能は存続の危機に瀕します。
そのため、昭和25(1950)年に「川崎沖縄芸能研究会」が発足し、毎年さまざまな行事で沖縄伝統芸能が披露されるようになりました。
昭和29(1954)年には沖縄民俗芸能が保護するべきものと認められ、県の無形文化財に指定されました。
この団体によって演奏活動が続けられ、昭和51(1976)年に県の重要無形民俗文化財に指定され、翌年には川崎文化賞を受賞しました。
その後も沖縄研究会の会員は増え続け、現在も盛んに活動がおこなわれています。
とくに川崎区には、沖縄文化に触れられる施設があったり、イベントが開催されることもあります。
友好都市協定締結と川崎区内でおこなわれたイベント
現在では、川崎市と那覇市の間で友好都市協定が締結され、市同士の交流がおこなわれています。
協定締結は、平成7(1995)年12月に川崎市議会へ「川崎市と那覇市の友好都市締結の要請書」が提出されたことが原点となります。
その翌年3月には那覇市議会において、友好都市締結が那覇市議会にて全会一致で議決され、5月20日に平和と文化を基軸とした友好都市協定が締結されました。
この協定締結の後、平成24(2012)年には災害時の相互応援協定が締結され、平成28(2016)年には那覇市・川崎市友好都市提携20周年「第2回かりゆしフェスティバル」が川崎区にておこなわれました。
かりゆしフェスティバルには城間幹子市長と金城徹市長が参加し、富士見公園にカンヒサクラ2本が記念植樹されました。
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まとめ
川崎市と沖縄県の関係の歴史や概要について、詳しく知れたのではないかと思います。
市内へ遊びに行く際は、沖縄の記念碑や伝統芸能を探してみてください。
とくに川崎区には、琉球舞踊に触れられる施設や沖縄料理店があるほか、沖縄に関するイベントが開催されることもあるので、沖縄文化に触れるのにはおすすめです。
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