それぞれの地域に、地域ならではの祭や伝統芸能があるものです。
それらは、その地域に住んでいる方にとって自慢になることもあるでしょう。
そこで、神奈川県川崎市幸区にお住まいを検討されている方に向けて、伝統芸能「小向獅子舞」をご紹介します。
どんなときに、どこで見られるかも確認し、お引っ越し後はぜひ足を運んでみてくださいね。
神奈川県川崎市幸区の伝統芸能である小向獅子舞の歴史とは?
小向獅子舞とは、一人立獅子舞といわれる獅子舞です。
獅子舞には、百足獅子・二人立ち獅子・行道獅子などがあります。
百足獅子は胴幕の中へ大人数が入る獅子舞で、二人立ち獅子は前足と後足の2人が入る獅子舞、行道獅子は舞わずに先導を務める獅子舞です。
そして、一人立獅子舞とは、前足も後ろ足も1人でおこなう獅子舞のことを言います。
小向獅子舞は、1716年から1736年の享保年間に、旧家高橋七兵衛宅から出た僧が伝えたといわれています。
1945年の空襲で獅子頭などが焼失して、小向獅子舞は一度途絶えました。
その後、1951年には伝統芸能の保存会が設立し、1962年に市の重要無形民俗文化財に指定された歴史があります。
小向獅子舞は、無病息災や農作物の害虫払いなどを祈願するものです。
もともとは、9月18日と19日に神奈川県川崎市幸区の八幡大神の例祭で舞われていましたが、近年は毎年8月第1日曜日に舞われています。
神奈川県川崎市幸区の伝統芸能の小向獅子舞と初山獅子舞との違い
神奈川県川崎市には、小向獅子舞のほかに「初山獅子舞」と「菅獅子舞」があります。
それぞれに特徴があるため、ここでは小向獅子舞と初山獅子舞の違いをご紹介します。
初山獅子舞も一人立獅子舞で、地を這うように舞うのが特徴です。
これは、地の悪霊を鎮めるという意味があるのだとか。
それに対して小向獅子舞は、飛び跳ねて舞う傾向にあります。
体は左右に動かして中腰で浮き沈みするので、大きな動きが多い獅子舞といえるでしょう。
また、小向獅子舞は大獅子だけではなく、中獅子や女獅子が登場するのも特徴です。
この3頭にくわえて仲立ちが入って舞うことを一人立三頭形式といい、関東や東日本で多く見られます。
ここに大太鼓や笛、唄、ささらなどを奏でる少女たちが加わるのですが、ささらを摺る少女は初山獅子舞には登場しません。
獅子舞の所作だけでなく歌にも違いがあり、それぞれの獅子舞の歴史を偲ぶことができます。
しかし、どちらの獅子舞も小学生から高齢者まで年齢に応じて関われる伝統芸能として、地域の方から親しまれています。
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まとめ
神奈川県川崎市幸区の伝統芸能である、小向獅子舞をご紹介しました。
小向獅子舞が何百年も続いているのは、地域の方々が大切に守り続けてきたからでしょう。
神奈川県川崎市幸区にお住まいをご検討中の方は、お祭りを見にいってみるのもおすすめです。
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